ファンによる追悼動画が著作権侵害の廉で削除&復活
プリンスが逝去した2016年4月、誰が呼びかけるともなくファーストアベニューの前に集まった群衆が Purple Rain を合唱する感動的な動画を見たことがある人も多いのではないでしょうか。7月後半、この動画に対して、現在版権を持つユニバーサル・ミュージックにより削除要請が出ました。
動画は削除されてしまったのですが、この騒動に対するリアクションは非常に大きく拡散されました。動画を撮ったAaron Lavinskyも、これは正しい音楽の使い方であり著作権侵害ではなく、ユニバーサルとTwitterが誤っていると主張(私もまったく同感です)。情報源
その後、この騒ぎを受けてかどうかは分かりませんが、Twitterは動画のアクセス禁止を解除、ユニバーサルも要請を取り下げたとのことで、動画は無事に見れるようになっています。
Update: Prince faithful can rejoice -- UMPG has retracted their DCMA takedown of my video and it has reappeared in the original tweet. PURPLE RAIN, PURPLE RAIN! https://t.co/CUANM92ppv
— Aaron Lavinsky (@ADLavinsky) 2018年7月27日
This is what it sounds like when thousands of Prince faithful sing Purple Rain. @StarTribune pic.twitter.com/rqzs4qHPap
— Aaron Lavinsky (@ADLavinsky) 2016年4月22日
以前にも、小さな子供が Let's Go Crazy を歌う動画が著作権侵害だと削除要請されましたが、その後母親が争って権利を勝ち取りました。そもそもDMCA(Digital Millenium Copyright Act)は悪質な著作権侵害に対して施行されたものなので、著作者の営利をなんら阻害しないどころか、オリジナルの宣伝にもなり得るこの手の動画を攻撃するのは自縄自縛と個人的には思います。
2018/8/1