トランプ大統領のプリンス曲使用に遺族が抗議
米国の中間選挙を控え、テイラー・スウィフトが民主党支持を表明したり、その対抗としてトランプ大統領がホワイトハウスにカニエ・ウエストを招いた茶番を繰り広げたり、攻防に熱を帯びてきている今日この頃。そんな中、プリンス・エステートがトランプ大統領にプリンスの曲を使用しないように求めたことが話題になっています。情報源
これは、トランプ大統領が最近の集会で「Purple Rain」を頻繁に使ったことに対する抗議です。プリンスと半分血がつながっている兄弟である Omarr Baker による代理ツイートによると「プリンス・エステートはトランプ大統領/ホワイトハウスにプリンスの曲使用を認めたことは一度も無い。また、直ちにすべての使用を中止することを求めた」とのことです。
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— Omarr Baker (@PRNFamily) 2018年10月12日
“The Prince Estate has never given permission to President Trump or The White House to use Prince’s songs and have requested that they cease all use immediately.”
問題の使用シーンはこちら。
見てください、この状態。誰も幸せにならない…。
過去にはニール・ヤング、スティーブン・タイラーなどが、自身の曲をトランプの集会で使わないように求めていました。そりゃそうですよね。あんな頭の悪そうな集団の会合で、自分の曲を使われた日には。ましてや「Purple Rain」はあり得ません。これはファンとしても激怒してい良いところだと思います。理由はいくつかあります。
- 権利者が曲の使用を許可していないから
- 曲のメッセージと集会の思想がそぐわないし、色んな意味でダサいトランプに使われたくないから
- プリンスが加入していたエホバの証人では、政治的中立を保つことが教義になっており、プリンス自身、インタビューなどで政治の話を振られてもコメントしないようにしていた。そんな彼の曲を政治集会に使うことは明らかに故人の遺志に背くから
若干心の声が混じってしまったかもしれませんが、大体こんな感じだと思います。トランプはプリンスが亡くなったときに悼むツイートもしていたし、本人がファンであることは大歓迎ですが、政治的に使用するのは熟慮いただきたいものです。
プリンスが The Time のために書いた「Donald Trump: (Black version)」なら使ってもいいとは思います。歌詞の内容的には絶対使えませんけどね。
"Donald Trump: black version
Maybe that's what you need
A man that fulfills your every wish"
2018/10/13