クラウドギター製作者とエステートが商標巡りバトル
「Purple Rain」のためにプリンスに依頼されてクラウド・ギターを制作したギター職人のデイヴ・ルサン(Rusan Guitarworks)とプリンス・エステートが商標を巡り争っています。というか、今のところエステートが一方的に粉かけています。情報源
「Purple Rain」で使われた純白のクラウド・ギター(この名称は白い色からもインスパイアされています)が有名ですが、ブルー・エンジェル始め、濃青、黄色やオレンジなど様々なカラー・パターンも制作されています。希望があれば受注発注という形で、これまでも以来があればレプリカのクラウドギターを作ってきたデイヴですが、2月に商標登録をしました。
これに対してプリンス・エステートは商標の放棄を求めているようです。エステート側でもクラウドギターのレプリカを販売しているので、希少価値を保護したい狙いでしょう。法的に争うとなれば長期に及び金銭的負担も大きいため、デイヴはこのまま権利を主張するかどうかを思案中とのことです。
これに対し、一部のプリンスファンはデイヴを支持。クラウド・ファンディングなどを使った金銭面などのサポートも画策されているようです。
ちなみにエステートが販売しているギターが左、デイヴのものが右になります。この大きさでは分かりづらいですが、形状・彫りのディティールが違うことが分かると思います。そりゃ、ゴリゴリのマニアなら右の方をゲットしたいと思うでしょう。ちなみに左はレイヴ・ブルーと呼ばれるもので、右がブルー・エンジェルと呼ばれるものらしいです。(私は今まで一緒だと思ってました)
2019/8/29