データベース:楽器(その他編)
ギターやベース以外で、プリンスが使った楽器をまとめています。
タンバリン
「Tambourine」という曲も作っているプリンス。ステージでタンバリンを使ったり客席に放り投げたりすることがよくありました。実際に使われたものはオークションに出ていますが、レプリカも販売されているので、一番身近なプリンスの楽器と言えるかもしれません。初来日公演の際、一部の観客席にタンバリンが置かれていたんですが、殆どの観客はそれをちゃんと置いて帰ったそうです。それを見たプリンスが「なんて真面目なんだ」と驚いたそうな。
タンバラッカ
タンバリンとマラカスを融合させた楽器です。90年代初頭に販売されていたものです。ネーミングセンスがいいですね。ちょっと使いづらそうではあります。普通にマラカスにしてくれたら良かったのに。
ガン・マイク
楽器と言っていいのか分かりませんが、なんともカテゴライズしづらいのでこちらでご紹介します。90年代頃からプリンスが愛用していた、ピストルの形をしたマイクです。物騒だなと思われる方もいるかもしれませんが、プリンスは生涯を通じて銃規制を訴えていました。「My Name Is Prince」の歌詞で、「ピストルも銃も要らない、俺の音楽を聴けばお前は楽しまずにいられない」と歌っているように、銃をマイクに持ち替えろというメッセージでもあるのです。
パープル・アックス
Pupple Axxeと名付けられたショルダー・キーボード(keytar)です。90年代にライブで使われていました。トミー・Bが弾くこともありましたが、プリンスが持つと結構大きく見えてしまいます。パープル・アックスと呼んでいますが、色違いもあります。写真の下の図は意匠登録として米国で届けられたドキュメントです。
ペガサス
Schimmel社のアート・コレクションというシリーズのK208 Pegasus。まさに芸術品のような形のグランド・ピアノです。プリンスの他に、エディ・マーフィーやレニー・クラヴィッツも購入したそうです。ピアノの天板部分にペガサスの彫像が付いています。プリンスはその部分を マークに変更しています。「Rave Un2 The Year 2000」では、嬉しそうにこのピアノをお披露目するプリンスの姿を見ることができます。
マイク・スタンド
まったく楽器じゃないんですが、一応。晩年のステージでは必ずと言っていいほど登場した、シンボルを象ったマイク・スタンドです。大小が並ぶ親子シンボルのデザインになっています。色は紫や金のバリエーションがあります。
紫のピアノ
プリンスの自宅にあった特注ソファの色に合わせてヤマハにオーダーした、紫色のグランド・ピアノ。ヤマハは指定の色を表現するために試行錯誤して、最終的には自動車用の塗料を使用しました。プリンスはこのピアノが届いた際にツイートしています。彼が亡くなる5日前に開催されたイベントで、新しいギターとともにピアノも自慢していました…。関連記事
このピアノの色はパントンカラー「Love Symbol #2」のインスパイア元になりました。関連記事
以下はPiano & A Microphone ツアーのために用意された公式オープニング動画です。 ボディ・スーツに身を包んだ女性が塗りまくっています。