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セレブレーション:Xenophobia

2002 prince celebration party in Minneapolis

プリンスのペイズリーパーク・スタジオで行われた、「セレブレーション・パーティ」(通称セレブ)に行ってきました。ペイズリーパーク・スタジオの見学と、同スタジオで1週間に渡り毎晩行われるライブを観賞できるという破格のイベントです。

当時は、それほど休みに自由が利かない職場だったので、会社を辞める覚悟で10日間の休みを申請。おかげで、忘れ得ない煌きを体験することができました。 セットリストは殆ど記憶していなかったので、prince.org等を参考にさせて頂いています。ジャムの挿入曲とか、細かい点などは網羅していませんので悪しからず。後、記憶を頼りに書いており、メモをとっていないので、ひょっとしたら間違いがあるかもしれません。

2002/6/21

前座のメイシオのステージは楽しんで観ていたのですが、結構長尺でやられて少しウンザリしました。素晴らしかったんですけど、やっぱり目的はプリンスなんだから…。

満を持して。ていうか、散々じらされた後、ようやくプリンスが登場。 暗がりから、さり気無~く登場したプリンスがマイクスタンドまで歩いてきます。その時点で私の興奮は最高潮に。 マイクスタンドの前に立つ彼。 友人のおかげで良い場所を確保できた私の立ち位置は、彼から2mと離れておらず、マイクスタンドのほぼ正面。気が遠くなるのを必死でこらえて彼を見つめました。

スポットが当たると、彼の綺麗な顔がくっきりと見えました。グレーのスーツを着こなした彼は非常に格好良かったです。"The Gold Experience"の頃に近い髪型が非常に似合っていました。そして彼の顔は本当に整っていて、男ながらに見とれてしまいます。 どんなビデオで観るドアップよりも明瞭に見える彼の動き。クールにバンドに指示を出す動作が印象的でした。 ていうか、生プリンス初体験の私にとって、演奏する曲全てが新鮮で衝撃的でした。

途中、ファンをステージに上げたのですが、終始機嫌がよく、観ていて幸せになるぐらいプリンスはよく笑っていました。素晴らしく楽しいステージでした。アンコールではマイクを通さずに"Joy In Repetition"の一節を歌ってくれたんですが、これも鳥肌モノ。 初日からこんな贅沢な内容でいいのかと吃驚。

  • The Rainbowchildren
  • Muse 2 the Pharao
  • Xenophobia
  • A case of U
  • Mellow
  • 1+1+1=3
  • Rollercoaster
  • The Ride
  • Alphabet Street
  • Otherside of the pillow
  • Strange Relationship
  • Sing a Simple Song
  • La,La,La, means I love U
  • Didn't U know
  • When U were mine
  • Avalanche
  • Family Name
  • Take me with U
  • Raspberry Beret
  • Everlasting Now
  • Joy in Repetition

2002/6/22

シーラEのライブは非常に盛り上がりました。全てのゲストの中でも一番の盛り上がりだったんではないでしょうか。ただ、クーラーが壊れていたので暑かったです。

シーラのライブが終わると、クーラーの修理の為に会場を一度出てくれというアナウンスが。 勿論皆は大反対。会場の外に中々出ない人達。一時は騒然となり、パニック寸前の状態でライブの続行が危ぶまれました。 自分のことしか考えずに先走る人達が最大の原因だったと思います。指示通り動いていれば、もっとスムーズに済んだと思うのですが。 もっとも、スタッフの指示が一番悪いんですけど、不慣れだから仕方ないですよね。皆で協力すべきだったと思います。

険悪な雰囲気で会場に入ると、プリンスが既にステージで座っていました。そして、何とクーラーに関して謝ってくれたのです。目から鱗が落ちて、怒りを忘れそうになりました。 しかし、、指示通り外に出て順番で中に入った私はさっきよりも後ろの場所になってしまい、終始不満でした。この精神状態で観た所為か、心から楽しめなかったような気がします。セットリストから見れば非常に勿体ない話ですが…。ピアノ中心の素晴らしいステージでした。すごいツボ付いてきます。

プリンスの感動的なステージもクライマックス。彼はボソボソと喋った後、静かにステージを去りました。彼が最後に残した言葉は我々を愕然とさせました。 「まいどありがとう」 確かにそう聞こえたのです。NPGMC音源で「ドモアリガト」が確認されているだけに、今回の発言は信憑性がありました。しかも前日には日本人をステージに上げているし、これは明らかに日本人に対するラブコールだ!と勝手に妄想したりして。 …しかし。 後日英語が堪能な方に確認すると、プリンスは「Minority Report」と言っていたそうです(恥)

  1. マイノリティレポート
  2. マイノリポートゥ
  3. マイドォリァトーゥ
  4. マイドアリガトウ

因みに私以外にも「まいどありがとう」と聞き取った人がいたのですが、彼も関西人でした。

そう。「Minority Report」。それは映画の題名だったのです。彼はステージの後、貸し切った映画館に皆を招待してくれました。お詫びのつもりなのかと解釈したのですが、どちらにせよプリンスの好意に感謝します。 普段着姿のシーラも来ていました(会ったけど彼女とは気付かなかった!)プリンスも来ているという情報があったけど、確認した人はいない様子。。。 興味深い映画で、字幕が無くてもある程度楽しめました。でも、細かいところが分からなかったので、日本上陸を待とうと思います。。。

  • Power Fantastic
  • Extraordinary
  • Here On Earth
  • With You
  • Pearls B4 the Swine (Instrumental)
  • The Ghetto
  • Sweet Baby
  • When the Lights Go Down
  • Strollin'
  • Gotta Broken Heart Again
  • You've Got a Friend
  • Pop Life

2002/6/23

この日は趣向を変えて、最後部でプリンスを見ようということにしました。ゲストのヴィクターは、超技の職人みたいなミュージシャンでした。

私がそのステージに気を取られた時。何と、私のすぐ背後をプリンスが横切っていったらしいのです!!私はそれに気付かず、後で知らされました。ショック…!近くにいたファンのかたが、「さっき貴方のすぐ後ろを通り過ぎたのよ~、気付かなくて残念だったわね」と励ましてくれたのですが、頭が真っ白になりました。。

世界が終わったかの如く、絶望に打ちひしがれていると、神様はもう一度チャンスをくれました。 一緒にいた友達が合図をしてくれたのです。私が何だろうと思って確認すると、「プリンスが後ろに居る」と耳打ちをしてくれたのです。 緊張しながら、後ろのコントロールブースを見上げると、そこには何と、、、、プリンスが座っていたのです。3歩駆け寄れば触れる距離に…!!
凝視してはいけないという暗黙の了解を守り、私は彼を見つめることはしませんでした。 というか、まともに正視できないぐらいの雰囲気が彼にはありました。言葉で表現できませんが。 彼は座ってステージをジッと見ていました。例の大きな眼でステージを見ているのです。 私は横目で時折盗み見をしましたが、プリンスはビデオカメラを覗き込んだり気さくに行動していました。私は手に汗を握りながら、ひたすら背後の彼の存在感を味わっていました。「存在感を味わう」っていう行為自体、既に普通じゃないです。

で、ステージなんですが。 彼は何とバンドを従えて"Sing O' The Times"のように入場してきたのです。"Sing O' The Times"と決定的に違うところは、彼が客席を通ってきたということです。オーディエンスが彼の周りに群がります。私は彼を見ようと高いところから覗きましたが、背の低い彼の姿を見るのは不可能でした。

この日のステージは、とにかくファンキー随一。私は最後部に陣取ったことに少しだけ後悔しました。音は良かったんですが、温度の高いフロントの方で見るべきでした。後ろではオーディンスを含めた一体感というノリが乖離してしまったように思います。
しかし、"Sing O' The Times"のアレンジには吃驚しました。相変わらずツボを付いた選曲に、コアなファンに対する愛を感じましたね。。。

  • Days of Wild
  • The Jam
  • Dolphin
  • Sign 'O the Times
  • The Work
  • Paisley Park
  • Peach
  • It Ain't Over

 


2002/6/24

この日は何と、イスが用意されていました。ゲストがピアノでしっとり歌うノラ・ジョーンズだったので納得。当時売れ始めていたとはいえ、私は彼女のことはあまり知りませんでした。心地よい歌声と連日の寝不足が重なり、申し訳ないけど睡眠を取らせてもらいました。あとから考えるとかなり勿体無いことをしたものです…。

そしてプリンス。 ステージの真中に椅子が置かれ、彼はアコギで弾き語りを始めたのです。スポットに照らされてギターを延々と弾くプリンス。彼のステージには紛い物が無い。 彼は純粋なミュージシャンだと確信した瞬間です。 これまたツボを付いた選曲にアングリしすぎて顎が外れそうになります。 あまりにも素晴らしいライブに感動して、終わった後も呆然となりました。イメージは、"The Truth"生バージョン。後ろのガム太郎さんに「良かったですね」と同意を求めると深く頷いて頂きました。洗練されていて、感動的で、心に残る名ステージでした。

  • Dont play me
  • Wholle lotta love
  • 7
  • Tangerine
  • A case of u
  • Pink cashmere
  • One kiss at a time
  • Alphabet st
  • Girls and boys
  • Motherless child
  • The truth
  • Blues jam
  • Cool as the other side of the pillow
  • She loves me 4 me
  • Peach
  • Wherever u go, whatever u do
  • Forever in my life
  • Last december
  • Jazz jam
  • How come u don't call me anymore
  • Diamonds and pearls
  • Beautiful ones
  • Free
  • Starfish and coffe
  • Sometimes it snows in April
  • Eye love u , but eye dont trust u anymore
  • Xenophobia jam

2002/6/25

この日は再びスタッフのやり方に不満タラタラでした。というのも、折角並んでいたのに、入場する際に2列にして最後部の人からも同時に入場させていたのです。 うーん。参った。
ゲストのバーナード・アリソンはジミヘンみたいな感じで、結構楽しめました。でも、相変わらず心はプリンスだったけど。

この日のプリンスはエレキギター中心で、惜しみなくギターの泣きを披露してくれました。 出だしの"Bambi"からして最高潮。ツェッペリンのカバー曲もエレキバージョンで演奏。よほど気に入っているのかな。

"The Question Of U"に到っては卒倒モノでしたね。。。ギターでやるとは思ってませんでした。 曲の途中、彼はピアノの鍵盤になぞらえて、意味深な指の動きや言葉を披露してくれたのです。それは本当に想像力を掻き立てるマインド・コントロールでした。女性陣は大変なことに。 その後で、彼は「何を想像してるんだい?(ニヤリ)っていうような感じで茶化すんですが、それが非常に可愛い!!

相変わらず超レアな曲目に打ちのめされます。凄すぎる。
昼間、Calhoun Squareの方に観光に行っていたのですが、タイムリーに同名曲を演奏してくれたので非常に印象的でした。

  • Bambi
  • Whole Lotta Love
  • Something in the Water
  • The Question of U
  • The Ride
  • Alphabet Street
  • The One
  • Ain't No Sunshine
  • I Could Never Take The Place of Your Man
  • All The Critics Love U in New York
  • Elephants & Flowers
  • Beautiful Strange
  • Calhoun Square

2002/6/26

この日は整理券をダンス大会でファンキーな人から先に配っていくという趣向でした。 我々は馬鹿正直に炎天下の下、デーモン・ディクソンの指示に従って踊りつづけました。 しかし、中々配り終えない。。。 結局、2時間近く経ってから、全員に配り始めました。 うーん。
まぁ、初日と同じセットリストだったのでシャッフルして違う人にも前で見てもらおうという意図だったのかもしれません。 いいように解釈すれば。。。

ゲストのミュージック・ソウルチャイルドは素晴らしかったんですが、疲労の為に立ったまま寝そうになりました。で、プリンス。 初日よりもファンキーな感じに演奏していましたが、イマイチ楽しめませんでした。 というのも初日の方が殿下の機嫌が良かったということ。それから初日の方が場所が良かったからです。心なしか、プリンスの「見た目コンディション」も、初日のそれより落ちている気がしました。
もう、半分垂れ流しで観ていました。唯一楽しめなかったステージです。

初日のセットリストとほぼ同様のため割愛

2002/6/27

最終日は再びイスの導入。
前座のラファエルは凄く良かったけど、ちょっと冗長でしつこかったです。特にファンキーな曲では、これでもかというぐらいのしつこさ。。

そしてお待ちかねのプリンス。 白装束で長いマントを引きずっていました。 ステージの真中に置かれたピアノに座って、彼は歌い始めました。 それはもう、凄まじいクォリティ。 前日の不満はどこかに消し飛んでしまいました。
観客の1人をステージに上げて"Manic Monday"を歌わせるという場面もあり、とても楽しかったです(あまりにも上手すぎたので恐らく仕込みと思いますが)

"Soul Sanctuary"から"God"へと昂ぶっていく過程は美しすぎました。言葉も音楽も全てが。それらは私の涙腺を完全に壊してしまったのです。ライブに限定すると、それは生まれて初めての経験でした。 灯りを完全に消して"God"を弾き語るプリンス。あまりにも美しい旋律がファルセットで歌われます。それらを自然に皆が口ずさみ、見事なハーモニーが奏でられました。
私はもう涙が止まりませんでした。皆と一緒に歌おうとしたのですが、口が震えて侭なりませんでした…
曲は延々と続き、ゲストが次々に参加して、歌っていきました。

God made U.
God made me, too.
He made us all equally.

何でこんなに感動したのかは分かりません。恐らくは、アメリカという場所で色んな人種と時間を共有していたことが原因だったと思います。 現地では圧倒的にマイノリティの日本人である我々の前で、彼がその歌を歌ってくれている。それだけでも感動の極みなんですが、それだけでなく、深い深い思惟が心から溢れていくのを感じました。別に私は神様なんて信じないですが、プリンスは信じることにします。。。
この曲によって、最終日の印象は決定付けられました。 この一週間で最高の日でした。 前日の不満なんてものは涙で浄化されました。来て良かった。本当に心からそう思いました。
恒例で、ステージ終了後はDJが皆を躍らせていました。 しかし、私は余韻の灯を消さないように、ステージが終わるとすぐに外に出ました。 皆はゆっくりと外に出てきます。 抱擁して別れを惜しむ人々。 あぁ、これがセレブなのかと、その時に初めて分かりました。
皆が出てくるのを待っている間、私は1人でしたが、その時間は得がたい貴重な時間だったと思います。
Thank you Prince.

オマケ写真

ファーストアベニューファースト・アベニューは映画で観たのと殆ど同じでした。
プリンス邸プリンス邸。ていうか森。遠くからカメラ撮ってるとセキュリティが怒鳴ってきました。
パープル・ハウス元プリンス邸。通称パープル・ハウス。プリンスのご尊父が住んでおられました。
ペイズリーパークスタジオペイズリーパーク・スタジオ。この中でライブが行われました。
空撮ミネアポリス帰国時、上空より撮影。プリンスの家は空から見えませんでした。
XENOPHOBIAパスカードパス。下の穴は参加の印。ラジオ体操みたい。勿論皆勤賞。

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