レビュー:ミュージックビデオ(3)
プリンスの全ミュージックビデオ(多分)をご紹介します。第3弾は、「Love Symbol」から「Exodus」まで。 画像の上にマウスを置くかタッチすると、画像が動きます。
My Name Is Prince
「Violet The Organ Grinder」でも使用した帽子がバージョアップされて使用されています。NPGを引き連れて街を歩きながら暴徒と化した市民をさらに扇動します。ストリートを意識した作りで、暴力的な面も多分にあります。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
Sexy MF
寸劇仕立てになっている長編作品です。単独でビデオリリースもされています。違法ギャンブルをやってる輩(バンドメンバー)のところにプリンス達が颯爽と現れ、ギャル達を横取りするという不埒なストーリー。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
Love 2 The 9's
スタジオでの撮影を模しています。映像も美しいですし、それにも増してプリンスは美しい!個人的には出だしの空気椅子&脚組みがツボ。本当に眼福です。マイテ嬢も途中から「booty boom」のやり方を披露してくれます。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
The Morning Papers
オーディエンスに囲まれたところでピアノを弾き語り、そのうちギターを弾いたかと思えば、観客にダイブ。着ている服を剥ぎ取られて、なんとかピアノの上によじ登ります。コートの下の服がプリンスっぽくないのですが、ビリビリになっても良い衣装だったのかな?
楽曲収録アルバム:Love Symbol
The Max
ビデオ「3 Chains O' Gold」のつなぎパートが冒頭に挿入されているので意味不明なのはご愛嬌。基本はスタジオの撮りおろしですが、随所にライブやオフショットなどの様子が挿入された賑やかなミュージックビデオ。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
Blue Light
あまり捻りが無いというか、普通な感じです。悪くはないですが、手抜き感が漂っております。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
I Wanna Melt With U
18禁なプリンス炸裂(一部ボカシまで入ってます)。ローラーブレードを履いたり仮面を着けたり、乱交パーティーの最中を縦横無尽。やっぱりプリンスは卑猥な方が格好良いです。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
Sweet Baby
マイテが主人公。一応ストーリーがあって、恋に破れたマイテが傷心のまま、家を飛び出し、やがてエジプトに帰ってしまう、というもの。マイテファンにはたまらない作品となっております。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
The Continental
なんと東京ドームでのライブ!と思いきや、編集されまくりです。ちゃんと日本人のオーディエンスも映りますが、大半は後撮り?
楽曲収録アルバム:Love Symbol
Damn U
どこかのジャズバーでしっぽりと歌うプリンス。美しい姿を堪能できます。彼の耽美に浸ってみましょう。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
7
次々と打ち倒されていく7つの大罪に扮するのはプリンス自身。しかも各ミュージックビデオで使用した衣装を纏っています。アルバムのジャケットにも使用されている不思議な舞台で子供とマイテ達と踊ります。
楽曲収録アルバム:Love Symbol
To Whom It May Concern
アルバム広告用に作られたマテリアル。DJに扮したプリンスがバンドメンバーやアルバム収録曲を紹介していくというもの。コマーシャルを自ら作ることに抵抗覚える人もいるかもですが、個人的には結構好きです。
楽曲収録アルバム:My Name Is Prince EP
Nothing Compares 2 U
いわゆる、既存の映像のツギハギですので写真は割愛します。とりあえず作った的な感じなので、観る価値は無いと思います(暴言)。
追記:ここで言及しているのはプリンスの没後にリリースされたアウトテイクバージョンではありません。
Pink Cashimere
同上
Peach
チャッパチャップスを咥えながら、ブルーエンジェルを弾き倒します。無茶苦茶格好いいです!そしてマイテもセクシー。 ビデオ「The Under Taker」は、これの裏バージョンみたいな感じなので、陰陽合わせて見ると面白いかもしれません。
楽曲収録アルバム:The Hits/B-sides
Pheromone
曲の内容に沿った怪しげな雰囲気が良い感じです。舞台の映像のコラージュが随所に挿入されます。この時期に多用されたパターンですね。
楽曲収録アルバム:Come
Loose
アンダーグラウンドな感じのライブハウスが舞台の、ライブ風ミュージックビデオ。踊り狂うマイテと、はじけたプリンスが格好良いです。
楽曲収録アルバム:Come
Papa
上記作品とシームレスに繋がっています。ド派手な感じから一転、鬱々とギターを弾き語ります。歌詞の内容同様、とてもシビアな雰囲気。ライトの加減でクッキリ映し出されるプリンスの表情の陰影が素敵です。
楽曲収録アルバム:Come
Race
人種差別についての歌詞の内容は割と重たいんですが、曲調同様、コミカルに演出されています。その対比が実に効果的。最後にマイテがプリンスの顔に花をぶつけます。とてもキュート。
楽曲収録アルバム:Come
Letitgo
既存の映像のツギハギです。ビデオ「3 Chains O' Gold」で使用されたカットも使いまわされているので、それだけ紹介。新幹線に乗り東京タワーの下で自身のシンボルを埋葬するというものです。
楽曲収録アルバム:Come
When 2 R In Love
「Sign O' The Times」に続く、文字だけのミュージックビデオ。ただし、こちらは真っ黒な画面に字幕が淡々と流されるだけ。これがブラックアルバム的解釈。歌詞カード見なくていいのは楽です。
楽曲収録アルバム:Black Album
Love Sign
ノナ・ゲイと競演しています。殺し屋に扮するノナ・ゲイは人気DJのプリンス殺害を依頼されますが、プリンスが掲げるラブ・サインの前にコロッと改心。何故か一夜を共にした後、銃を捨てます(なんでや)。
楽曲収録アルバム:1-800 NEW FUNK
Get Wild
プリンスのペルソナの一つである「Tora Tora」が暴れまわります。そんな前に出たらダメでしょ、っていう感じですが、もうお構い無し。とにかく勢いで作った感じです。
楽曲収録アルバム:Exodus
The Good Life
こちらはボーカルをとるソニー・Tが主役ということで、かなりフィーチャーされてます。演技達者というか、ショボクレ感がうまく出ている好演となっております。
楽曲収録アルバム:Exodus
Count The Days
マスクが透けまくっているプリ、もといトラトラも大概です。合間に黒人の歴史的映像が挿入され、社会派なMVに仕上がっています。
楽曲収録アルバム:Exodus