レビュー:VHS/LD/DVD/BD
プリンスの魅力の1つでもある、ビジュアル。そのビジュアルを余すことなく堪能できるのは、やはり映像なのです。映画からミュージックビデオまで。怪しくも美しい、危険な世界を堪能してください。
Purple Rain
プリンスの映画デビュー作にして、いきなり大ヒットを記録した名作。なんとアカデミー賞も獲得。アルバムと共に、世界中を紫に染めた重要作品。愛、悲しみ、苛立ち、困惑、嫉妬、葛藤、献身といったテーマを上手く纏めています。役者として、殿下の存在感はピカイチです。自伝的な内容と宣伝されていますが、かなりの部分がフィクションです。でも大半の人の中で 「プリンス」とはこの映画の主人公「キッド」なんでしょうね。ブルーレイ盤はMTVプレミアや関係者インタビューなどの特典付きです。(VHS/LD/DVD/BD) ⇒詳細
Warner Bros. 1984
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Prince And The Revolution Live
Purple Rainのツアーの様子を収めたものです。当時ライブ中継されたもので、(世間一般の目線での)旬のプリンスを 存分に味わえます。バスタブでのシーン等は、自己悦が多少過ぎるようですが 、それがプリンスのプリンスたる所以なのです。惜しむらくは"When Doves Cry"の編集。何であんな余計な効果を付けるんでしょう。折角のパフォーマンスが…。(VHS/LD/DVD/BD) ⇒詳細
- 2017年6月発売の「Purple Rain Deluxe-Expanded Edition」に本作のDVDが付属しています。
- 2022年6月にはCD+BDでリマスター再版されました。画質と音質が向上しています。
Warner Bros. 1985
Sony music 2022
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Under The Cherry Moon
前回の大ヒットに気を良くしたプリンスが、今度は自ら監督主演をこなしてしまったという映画2作目。興行成績は散々たるもので、評論家にも酷評されました。世間一般的には駄作という位置付けなんですが、意外とこの作品のファンも多い模様。前編モノクロに拘り、往年の映画風に仕立て上げたつもり…らしいです。これの美味しいところは「プリンスが出てる」ということに尽きます。映画的な内容は、くれぐれも期待しないように…。(VHS/LD/DVD/BD) ⇒詳細
Warner Bros. 1986
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Live Romance 1600
プリンスではなく、シーラEのライブ映像です。
しかし、これの見所はなんといっても、最後の"A Love Bizarre"でゲストのプリンスのシーラとの共演。ていうか、レボルーションまで引き連れて、完全に主役を無視して食っちゃってます。それはやり過ぎじゃないの?と心配になるのですが、観客は概ね喜んでいる模様。勿論、本編のシーラのパフォーマンスもとても楽しいので、関連 モノといえども見る価値は十二分にあると思われます。(VHS/LD) ⇒詳細
Warner Bros. 1986
Sign O' The Times
映画第3弾は、ライブ・ドキュメンタリー風。
かなりの編集がありますが、純粋なライブ映像といっても差し支えないと思います。ストーリーがあるみたいですが、相変わらずのクサい芝居には失笑。無視するに限ります。本編では、殿下のエネルギッシュなパフォーマンスがとことん楽しめます。「これを外して何を見る?」と言えるビデオです。興行収入云々はさて置いて、プリンスの映画の中では最高傑作かもしれません。(VHS/LD/DVD/BD) ⇒詳細
Warner Bros. 1987
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Lovesexy Live
ドルトムントでのライブです。日本ではTV放映され、ヨーロッパではVHS2本組およびLDの製品版も存在しました。可動式円形ステージにベッド、バスケットゴール、サンダーバード…、よりアイデアに溢れて奔放なものになっています。始終ハイテンションで、パフォーマーとしての殿下の凄さを痛感させられます。2部構成になっており、前編が怒涛のメドレー、後編が新曲中心でフル演奏とピアノ弾き語り。最初の登場から歌い出しの流れと、ピアノの弾き語りと、"Bob George"と"Anna Stesia"は鳥肌ものです。(VHS/LD) ⇒詳細
Granada Internationao, Polygram 1989
Graffiti Bridge
あくまで映画に拘ったプリンス(実はワーナー)が、懲りずに監督主演作を作ってしまった作品。内容的には、柳の下のドジョウを狙うがごとく、"Purple Rain"の続編といった位置付けです。主役は変わり果てたキッド。ザ・タイムも相変わらずライバルとして登場。評判が悪かったので(?)日本では公開されず。国内版ビデオすら発売されていませんでした。十数年の時を経て、ようやくDVDで発売されたので、ずーっと字幕無しで観ていたファンには朗報でした。(VHS/DVD/BD) ⇒詳細
Warner Bros. 1990
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Gett Off
"Gett Off"の別ヴァージョンのクリップを含め5曲収録されています。プロモに力を入れていた時期だけあって、割と良い出来です。"Gett Off"本編は勿論のこと、他のヴァージョンがどれも格好いいので要チェックですね。ローラースケートを履いたプリンス、マンキニ水着を着てプールサイドで腕立て伏せをするプリンスが見れます。(VHS/LD) ⇒詳細
Warner Bros. 1991
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Sexy MF
"Sexy MF"のみが収録された、いわゆるシングル・ビデオ(?)この寸劇仕立てのクリップ自体、かなり力を入れて作成されていると思われます。勿論フルバージョンで収録されているので、プロモの魅力を余すところなく楽しめます。関係ないけど、この頃(正確には今作より以前、1991年頃から)は某MJさんも「ショート・フィルム」と銘打った高予算のプロモをどんどん出してましたね。何となくシンクロニシティを感じるのは私だけでしょうか?(VHS) ⇒詳細
Warner Bros. 1992
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Diamonds And Pearls Video Collection
アルバム"Diamonds And Pearls"のクリップを集めたものです。
インタビューやニュース画面などがコラージュされていて、凝った作り。しかし、同様にライブ等を一部だけ収録しているのはフラストレーションの元かも。本当にチラ見せなのです。プロモの主だったものは他のビデオにも収録されているので、これだけを見ることは少ないかも。 (VHS/LD/DVD) ⇒詳細
Warner Bros. 1992
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The Hits
ビデオ版のベストです。アルバムでもそうなんですが、何故かベストには"Batman"からは一曲も収録されてません。ヒットの度合いなどを考えると、入るべきだと思うのですが、権利とかの問題があるのかもしれません。個人的に1番好きなクリップ"Alphabet St."と、初期の作品は必見です!あの自然体っぽい殿下は最高です。出来がいいと密かに思ってます。新曲"Peach"も収録されています。やば格好良いです。 (VHS/LD/DVD) ⇒詳細
Warner Bros. 1993
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3 Chains O' Gold
アルバム"Love Symbol"のビデオクリップ集です。お蔵入りになったアルバムコンセプトの残骸が随所で確認できます。何か半端な時期にリリースされた記憶がありますねぇ。"My Name Is Prince"、"Sexy MF"を始めとして良質なクリップが多数収められています。ただ、曲の間に挿入されるストーリーみたいなのが邪魔ですね。惜しむらくは、殆どの曲が短く編集されているということ。幾つかの曲は、それで台無し気味に。(VHS/LD) ⇒詳細
Warner Bros. 1994
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The Under Taker
プリンスが最小限のバンド構成でひたすら演奏して歌うというシンプルなライブです。夜中に急に思いついてバンドメンバーを招集し、そのままリハーサルを始めたみたいなノリです(想像)。普段見れないくらい、ギタープレイがじっくり楽しめる貴重版ですね。編集やエフェクトも多少入ってますが我慢できる範囲でしょう。サブストーリーが挿入されているのですが、なんともドラッギーで気だるい感じになっています。寝起きみたいな髪型をしたプリンスは要チェック。(VHS/LD) ⇒詳細
Warner Bros. 1995
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The Sacrifice Of Victor
上記のUnder Takerと同時にリリースされた、今となっては貴重なライブ映像。個人的には、他のアーティストはそれほど重要じゃないですが、結構ハジケてる殿下を見れて楽しいです。シークレット・ギグみたいな感じでハコの雰囲気を感じれる貴重なビデオですね。殿下の出番が少ないのが不満かな?これでも結構他のアーティストをカットしているそうですが…。ちなみに製品同様の内容が下記のThe Beautiful Experienceと同時にWOWOWで先行放映されました。(VHS/LD) ⇒詳細
Warner Bros. 1995
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Beautiful Strange
ペイズリー・パーク・スタジオで行われたスパイス・ガールズのメル・Bによるプリンスへのインタビュー、それにロンドンで行われた招待制のライブを収録したものです。タイトル曲や「Come On」のMも収録されています。インタビューはスタジオの内部や庭にあった遊具が見れるのがポイント。ライブはラリー・グラハムやチャカ・カーンなどの客演が目立ちます。いわゆる一般の流通には乗らなかったのでコレクターズ・アイテムになっています。 ⇒詳細
NPG Video 1999
The Beautiful Experience
元々はWOWOWで放映された プログラムです。(後にNPGMCでVHSが販売されましたが、画質は悪いです)"Come"、"The Gold Experience"に収録された曲を中心に演奏しており、またもや懲りずに寸劇(ノナ・ゲイ主演のサブストーリー)が挿入されています。いつも通りサブストーリーは無視するとして、ここでしか見れないようなMVもあって貴重です。怒涛の作品リリースの時期だけあって、充実していますね。Gold~時代の、キラキラとした華美プリンスが好きならマストではないでしょうか。(VHS) ⇒詳細
NPG Video 2000
Rave Un2 The Year 2000
TVプログラムで放映され、大きな話題を呼んだカウントダウン風ライブ。ザ・タイム、ラリー・グラハム、レニー・クラヴィッツ、ジョージ・クリントンなどのゲスト陣も豪華。内容は、ヒットメドレーが殆どで、新曲は2曲程度。インタヴューが結構格好いいです。内容は お行儀の良い感じで、大人しすぎるような。。。ただ、デモンストレーション的に色んな楽器を弾いたり、美味しいところを見せるサービスは利いています。(VHS/DVD) ⇒詳細
Eagle Vision 2000
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Prince Live At The Aladdin Las Vegas
大好評のONAツアーの集大成とも言える、ラスベガスでのライブを納めたDVD。ハンディ・カメラで撮影されているらしく、画質の悪さはかなりのもの。しかも、ライブの大半をカットしているのがフラストレーションの元になるかも…。ただ、個人的にはかなりツボです。上記で解説している"Rave..."は画像が綺麗なんですが、それよりも、今作のほうがライブ映像としては大好きですね。画像の良さよりも生っぽさが好きな方にはオススメしたいです。(DVD) ⇒詳細
HIp-O Records 2003
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Prince Films Complete Box
権利の都合上"Sign O' The Times"が欠けている、プリンス主演映画3本のボックスセットです。今はバラ売りもされているので、存在意義が薄くなりましたが、発売当時は"Graffiti Bridge"の初字幕化など、ファン垂涎のアイテムでした。これの売りとしては、オマケの豪華さでしょうか。"Purple Rain"に到っては、オマケが丸ごと一枚あります。関係者のインタビューや、プレミア上映会の様子など、かなり楽しめる内容になっています。(4枚組DVD) ⇒詳細
Warner Bros. 2004
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Prince Films Blu-ray Memorial Edition
Sign O' The Times以外、 日本ではなぜか発売されていなかったブルーレイですが、プリンス逝去後に遅まきに発売されました。各作品がバラでも販売されましたが、すべてをまとめたセットも同時に発売。上述のDVDのブルーレイ版と思いきや、ポストカードが付くぐらいで目立ったボーナスはありません。ジャケットもなぜアンチェリを出したのかなど、やっつけ仕事ぶりが気になるところではあります。(3枚組BD) ⇒詳細
Warner Bros. 2016
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プリンス ビューティフル・ストレンジ
2021年に公開されたドキュメンタリー映画「Mr.Nelson On The North Side」が本邦に輸入・公開された話題作のブルーレイ版です。映画が公開された当時は、まさか日本の映画館でプリンスの映画が観れるとは思っていなかったので最高に感激しました。ブルーレイだけのセットと、特典DVDが付いたボックス、それにキャラファイングラフ付きの限定版の3種類があります。特典は本編に入っていなかったインタビューでファン垂涎の貴重な話が聴けます。⇒詳細
アルバトロス 2024
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