partymind

menu

Sign O' The Times : Super Deluxe Edition /
サイン・オブ・ザ・タイムズ:スーパー・デラックス・エディション

サイン・オブ・ザ・タイムス スーパー・デラックス・エディション

未発表曲の洪水に溺れながら至福の昇天してみませんか?
オリジナル版「Sign O' The Times」の解説はこちら

 

Disc One, Two

Sign O' The Times」と同様です。

Disc Three

スーデラの伝統といった感じで、シングルやプロモ・バージョン、それにいくつかのB面曲集が収録されています。

  1. Sign O’ The Times (7” single edit)
  2. La, La, La, He, He, Hee (7” single edit)
  3. La, La, La, He, He, Hee (Highly Explosive)
  4. If I Was Your Girlfriend (7” single edit)
  5. Shockadelica (“If I Was Your Girlfriend” B-side)
  6. Shockadelica (12” long version)
  7. U Got the Look (Long Look) (12” edit)
  8. Housequake (7” edit)
  9. Housequake (7 Minutes MoQuake)
  10. I Could Never Take The Place Of Your Man (Fade 7” edit)
  11. Hot Thing (7” single edit)
  12. Hot Thing (Extended Remix)
  13. Hot Thing (Dub Version)

Disc Four

  1. I Could Never Take The Place Of Your Man (1979 version)
    1979年という情報にビックリされる方も多いんじゃないでしょうか。作成した時期と発表時期にタイムラグがあるのはプリンスあるあるなんですが、まさかこんな早期に作られていたとは。改めてこのバージョンを聴くと、確かにストレートな作りが当時の雰囲気っぽいかも。しかし殆どファルセットだった当時でこのボーカルは貴重。どっちのバージョンが好きか?と問われると「プリンスがちゃんと出したもの」に決まってるんですが、こういうバージョン違いは、ひと味違う妙を楽しむというのがブート愛好家(私は違いますが)のマナーというんでしょうか。パリッと決めた顔も良いけど、寝起きの顔も素敵、みたいな。
     
  2. Teacher, Teacher (1985 version)
    「1999: Super Deluxe Edition」にも収録されたもののバージョン違いですね。いや、良いんですが、同じ曲のバージョン違い多くないですか?私は前述した通り、ブート愛好家ではないので、「このバージョンできたかぁ!」と膝を叩くタイプではなく、聴いたことのない真新しい曲を出してほしい派です。未発表曲出し尽くしてからバージョン違い出してほしいですが、いろんなニーズがあるからそうはいかないんでしょうね~。
     
  3. All My Dreams
    レボリューション時代の作風顕著。ファンの間でも人気の高い曲。(ってこれを言い出すと収録曲のほとんどについて言及する必要があるので以下同文でお願いします)
    雲の上のテーマパークに一緒に連れていかれるような錯覚を覚える、良い意味での「お花畑」ソング。サクッと終わりそうな雰囲気を醸しつつ、中盤では不穏な空気でジャムっぽい展開になって、さらに元に戻って大団円。ウェンディ&リサの貢献度はかなり高いですね。
     
  4. Can I Play With U? (featuring Miles Davis)
    本作に収録されているDVDでも競演しているマイルス・デイヴィスがクレジットされています。マイルスは随所で語っていますが、プリンスのことを高く評価していました。ジャズ界の巨人とポップスの巨人の奇跡の邂逅。この時代、プリンスがジャズに傾倒したからこその歴史的遺産です。
     
  5. Wonderful Day (original version)
    ワンダフル・デイというタイトルにピッタリの軽妙な曲。サクッと終わる小曲なんですが、この曲もジャズ風の味付けが絶妙。後半にこの曲のボーカル違いの12インチバージョンも収録されています。曲ができていく過程を垣間見るための複数バージョン収録でしょうか。
     
  6. Strange Relationship (original version)
    私の大好きな曲、かつ数少ない「本家よりも好きかもしれない」バージョンです。冒頭のシタールっぽいエキゾチックなイントロからの導入が良いですよね。勿論、ザクっとカットした最終選抜バージョンも最高なんですが、こっちも捨てがたい。あっさり終わる本家に比べて後半のしつこさも十分です。ライナーの説明によるとシタールなどのアレンジはウェンディ&リサによる貢献だったようで、レボリューション解散してソロアルバムとしてSOTTをリリースするにあたりバサッと当該部分をカットしたとか。
     
  7. Visions
    とても綺麗なピアノ曲。実現しなかった「Dream Factory」の冒頭を飾る曲として、プリンスがリサ・コールマンに頼んで作ってもらったものだそうです。レボリューション解散の理由は諸説囁かれていますが、「バンドメンバーの影響度が大きくなり過ぎたためリセットをかけた」という説にも納得。
     
  8. The Ballad Of Dorothy Parker (with horns)
    機材の設定ミスでくぐもった音で録音された挙句、それが採用されたという神曲の別バージョン。こちらはホーンセクション付きバージョンです。なんというか、とにかく新鮮です。誰かがプリンスの曲をカバーしたのか?と思える印象。悪くないですが、最終的に削除されたことから分かるように、この曲にホーンは無いのが正解だと個人的には思います。折角のドラッギーな曲にありきたりのホーンセクションが入ると、摩訶不思議な雰囲気が若干薄まるような気がするので。たまに聴きたくなる予感もするので、気分で聴き分けます。
     
  9. Witness 4 The Prosecution (version 1)
    ハードでクールで格好良いブートの有名曲(あ、以下同文って書いたのにまた書いちゃった)。今回、1つの作品に2バージョン収録されていますが、こちはらその一つ。比較するとこちらの方が幾分ディストーションが強く尖っているように思います。
     
  10. Power Fantastic (live in studio)
    The Hits/The B-Sides」で世に出たものですが、楽曲の前後にプリンスの指示が入っています。この曲は場所の制約により、別々の部屋にいるバンドメンバーがプリンスによる遠隔指示で同時に演奏して収録したという変わり種なのですが、プリンスのマイク越しの指示が当時の生々しい空気感を伝えてくれます。バージョン違いは嫌だと言いましたが、こういうのは大歓迎です。ていうか普通に喋ってる声をCD1枚分に収録してくれても良いですよ。
     
  11. And That Says What?
    インスト・ジャズ・ナンバーです。一瞬で終わりますが、こういうアイデア的なものも録りためておいて、またどこかで使おうとしていたんでしょうね。
     
  12. Love And Sex
    Purple Rain Deluxe Edition」に収録されていた曲と同名ですが、まったく異なる曲です。陳腐なようでいて、プリンスにとって普遍的なタイトルと思われます。遡って「Around The World In A Day」に収録されている「Temptation」でも"Love is more important than sex."と語っていますし、SOTTのセットにも"LOVE"と"SEX"が掲げられていましたね。ライナーの説明によると、シーラ・Eに提供する予定だったところお蔵入りになったとのこと。
     
  13. A Place In Heaven (Prince vocal)
    ファルセットで歌われる美しい曲。「Dream Factory」には、リサがボーカルをとったバージョンが収録される予定でしたがお蔵入り。そして今回はプリンスのボーカルが入った最初のバージョンがお目見えとなりました。これまた短い曲なのですが、一度聴くと心のどこかに引っかかる、浮遊感のある曲。
     
  14. Colors
    ウェンディ・メルヴォインによる楽曲で演奏も本人。こちらも「Dream Factory」のためにプリンスがウェンディに作成を依頼したもの。小曲ですが、当時はアルバム全体の隙間を埋める重要な役割が想定されていたのかもしれません。
       
  15. Crystal Ball (7” mix)
    個人的にはこれを未発表曲として扱うのは如何なものかと思います。なぜなら「Crystal Ball」というズバリの名前をアルバム名に冠してプリンス自身が既にリリースしていましたので。今回のはショート・エディットですが、この曲は後半の盛り上がりが肝なので不完全燃焼気味が否めません。いくつか構築されては解体されたプロジェクトの一つがアルバム「Crystal Ball」なので、スーデラにこれを入れた意図は理解できるのですが、それならいっそオリジナルの曲目で「Crystal Ball」出してくれても良かったのではと思ったり。あ、もちろん曲としては超が付くほど大好きですよ。この長さなら全体のバランス的にはいいんでしょうね。
     
  16. Big Tall Wall (version 1)
    とても軽妙な曲。当時交際していたスザンナがインスピレーションとなった曲は多いですが、これもその一つ。恋人を高い壁で閉じ込めてしまうという歪んだ想いが主題ですが、幾分コミカルな味付けが救いとなっています。異なるバージョンが後半に収録されていますが、完全に録り直しており別モノになっています。
     
  17. Nevaeh Ni Ecalp A
    タイトルは「A place In Heaven」を後ろから読んだものです。この曲自体もリサがボーカルを録った同曲を逆回転再生したたもので「Dream Factory」のセグエ用に用意されていました。とても効果的だと思います。「Purple Rain」でもやってましたが、プリンス、逆回転好きですよね。 レコード持ってる人は逆回転してみましょう。
     
  18. In A Large Room With No Light
    2009年7月、モントルー・ジャズ・フェスティバルの公式サイトで再録版がストリーミング公開されたので、厳密に言うと未発表曲ではないかもしれませんが、フィジカルでのリリースは初。ライナーによるとジャム・セッションから発展した曲とのこと。軽快な曲ですが、歌詞は割と重ためです。

Disc Five

  1. Train
    電車の音を模したようなバックトラックが印象的な佳曲。後にメイヴィス・ステイプルズに提供して「Time Waits For No One」に収録されました。当たり前ですが、メイヴィスのバージョンも結構趣が違うので聴き比べるのも楽しいです。
     
  2. It Ain’t Over ‘Til The Fat Lady Sings
    なんとも奇妙なタイトルです。ジャジーなアプローチはこの曲に限ったものではありませんが、こういうインストだと顕著ですね。ライナーの説明によると「Power Fantastic」同様、ピアノは別の部屋で録られたそうです。
     
  3. Eggplant (Prince vocal)
    プリンスのファルセットボーカルも軽やかでなんともコミカルな曲調です。タイトルは直訳すればナスビのことなんですが、俗語で黒人という意味もあるそうです。うーん、私の英語力では読み解けないです。
     
  4. Everybody Want What They Don’t Got
    なんとも明るくてスタンダード的な雰囲気を醸す良曲。それこそマペット放送局で合唱してもよさそうな、安心感のある歌です。「プリンスらしくない」という言葉が頭に浮かびましたが、「Starfish And Coffee」のことを忘れてはいけませんね。この幅がプリンス。
     
  5. Blanche
    「アァァァ」という潰れた&ふざけた声が印象的なイントロを経て繰り広げられるのは格好良いファンク。適当に歌詞を当てて短時間で作ったことが伺えますし、音もまだデモ段階のように思いますが、これをきっちり料理して出したらかなり強力なナンバーになりそう。
     
  6. Soul Psychodelicide
    "Ice cream!"というシャウトで失禁しそうになります。名曲「Joy In Repetetion」でこの曲が演奏されているというメタ歌詞がありますね。"Live music from a band plays a song called "Soul Psychodelicide""
    ひたすらジャムという感じで、中盤からようやくタイトルのキーワードが連呼されます。格好良いです。12分の長尺ですが、これをライブで延々やられたら間違い無くトビます。
     
  7. The Ball
    後に「Eye No」に形を変えた曲。まだ今ほど情報が行き渡っていない時代、この曲が「Crystal Ball」として紹介されることもあったようです。歌詞の中でもそのキーワードを連呼していますしね。ここでいうタイトルは、いわゆるボールではなくパーティを指していると思われます。プリンスがある曲を没にして、そのアイデアを他の曲に流用する過程を垣間見ることができます。これでニヤニヤしているあなたは沼にはまっている状態です。
     
  8. Adonis And Bathsheba
    ギリシャ神話や聖書をモチーフとした歌詞ですが、まさに牧歌的という感じ。ライナーの説明によると、プリンスはこの歌詞を気に入っていたようで、後年歌詞を引用していたそうです。
     
  9. Forever In My Life (early vocal studio run-through)
    気の抜けるような出だしでガクッとさせておいて、歌い出しからはやけに王道。正式にアルバムに収録されたバージョンより聴きやすい、いわゆる「普通」な印象です。アルバム・バージョンは無茶苦茶好きな曲なんですが、最初は少しとっつきが悪かったことを告白します。こちらのバージョンだったらスッと入ったでしょうね。
     
  10. Crucial (alternate lyrics)
    Crystal Ball」でもリリースされた人気曲ですが、歌詞が異なるバージョン。こちらの方が初期バージョンだそうですが、リバーブがきつすぎる公式版より抑制の効いたこちらのバージョンの方が好みかもしれません。いずれにせよ、ファルセット・バラードばかりを集めてお風呂に入りながら聴いている変態の私的には、至極のメシウマソング。
     
  11. The Cocoa Boys
    かなり格好良いですね。「ココア・ボーイズ」って日本語にすると衝撃的にダサいですが、プリンス自身もコミカルな効果を狙っていそう。並み居るプリンスの名曲と比較すると地味かもしれませんが、普通のミュージシャンなら「良いの出来た!」とドヤ顔でリリースするような曲ですね。
     
  12. When The Dawn Of The Morning Comes
    一転、かなり速いテンポで体が勝手に動かされます。もうね、これしか言ってませんが格好良過ぎるんですよ。こんな曲リリースしないなんて、プリンスはアホですか(暴言のような誉め言葉)。はい、DJ諸君は必ずプリパでかけてください。踊りまくるんで。
     
  13. Witness 4 The Prosecution (version 2)
    前述のクール曲のバージョン違いです。ライナーの説明によると、カントリー・アーティストのデボラ・アレンから依頼されたため、これを録り直したのだとか。だからなのかもしれませんが、バージョン1と比べると幾分マイルドな感触になっています。しかし手放すのが惜しくなって手元の金庫に保管されて今に至るようです。これはあげちゃダメですよね。
     
  14. It Be’s Like That Sometimes
    ライナーの説明によると「Lovesexy」の元となった曲だそうです。言われないと気付かないレベルですね。いや、クソ。良いです。通しで聴きながら書いているため、段々語彙力が無くなってきました、すみません。

Disc Six

  1. Emotional Pump
    今回の未発表曲の中でも、一聴して「おぉ?」と思った曲です。私好みのタイトなノリ。なんと尊敬するジョニ・ミッチェルに提供しようとしたところ「私向きじゃない」と断られたという気の毒なエピソードが。確かにこの曲をジョニが歌っているところはあまり想像できないですね…。(ジョニは歌詞の面で共感ができないと断ったそうですが)こんな曲は普通に自分で出してくださいよ、殿下。
     
  2. Rebirth Of The Flesh (with original outro)
    はい、きました。肉体の再生!カミール・ソングの中でも破壊力抜群の隠し玉。アルバム「カミール」に収録予定だった曲は殆ど何らかの形で世に出たのですが、この曲は温存されていました。それは出来が悪いからではなく「合うアルバムが無かった」からだということが伺えます。ちなみに、NPGMC時代、この曲のリハーサル音源のスニペットがオマケ的に公開されていますので、厳密には一部公開済み?(「ドモアリガト、ドモアリガト」というバンドメンバーの喋りが入ってるやつです)
       
  3. Cosmic Day
    ブート愛好者もぶっ飛んだこの曲。タイトルも振り切れてますが、なんともポップでプリティな好曲。最後終わると見せかけて戻ってくるあたりも中々ベタでよろしいですね。ライナーによるとカミールボイスとのことですが、さらに高いですよね?ファルセットで早回ししているのかな。パッと聴いたら女性が歌っていると思うレベルです。カミールはそもそもプリンスの女性性のペルソナですが、同じくカミール・ボイスで録られている、上段でご紹介した「Rebirth...」のボーカルを聴いて女性だと思う人はいないですよね。よくて性別不詳。
     
  4. Walkin’ In Glory
    初めて聴いたとき、「うわっほほう」という声が漏れてしまいました。自身のファルセットと地声の掛け合いが最高にイカしたゴスペル。ライナーによるとスピリチュアルな歌詞ということです。このタイトルも沢山のアーティストに使われている王道的なものなので、非常に前向きなことは曲調からも伝わります。曲で持ってかれて、歌詞見て撃ち抜かれて、久々に聴いて惚れ直すというプリンスのパターンになりそうな曲。最高か。
     
  5. Wally
    とても生々しいボーカルが印象的な、繊細な曲。それもそのはずで、スザンナとの破局の心境を綴った曲だそうです。スーザン・ロジャースによると、最初のテイクは凄まじく素晴らしく、かつてないほどプリンスのストレートな心情が反映された出来だったそうなのですが、プリンスはそれを削除してしまいます。今回収録されたのは録り直されたバージョンとのことですが、抑制されていたとしても、十分切なさが伝わってきます。それだけに消されたバージョンがどんなものだったのか、気になります。
     
  6. I Need A Man
    ヴァニティ6の前身であるザ・フッカーズ向けに書かれた曲でしたが、そのあとボニー・レイットに提供することになり凍結された曲。女性の視点で書かれていることは明確ですね。ホーンのリフが「Mutiny」に酷似していると思うんですが、気の所為でしょうか?
    ※追記:私の記憶違いでした。この曲で使われているホーンのフレーズは「Controversy」のライブ・バージョン等で使われているものでした。「サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて」を読むまで気付いてませんでした、失礼しました…。

  7. Promise To Be True
    ヴァニティ6とデズ・ディッカーソンのために書かれたという曲。超無礼なことを書くと、まぁ提供曲だよね、というレベルなのかもです。(ぶっ通しで書いているので段々疲れてきました)
     
  8. Jealous Girl (version 2)
    バージョン1が無いのに、いきなり2とは何事か!と思うんですが、マニアには重要な要素。元々はザ・フッカーズ用に書かれ、その後「Manic Mondy」とともにバングルズに提供するも不採用となり、最終的にボニー・レイットに提供する予定も没になった不遇の曲です。あまり大きな声では言えませんが、まぁそうなるだろうなという感じはします。
     
  9. There’s Something I Like About Being Your Fool
    プリンスには珍しいレゲエ調の曲。もともとジル・ジョーンズに向けて作ったそうですがお蔵入りになったそう。
       
  10. Big Tall Wall (version 2)
    Disc 4に収録されている曲を新たに撮り直したもの。テンポからアレンジから、完全に別物になっていますね。前述のものはあくまでデモで、こちらが完成版なんでしょうね。歌詞も一部変更しているそうです。完成したてのペイズリー・パーク・スタジオで録ったというのが話のネタ的には美味しいところ。
     
  11. A Place In Heaven (Lisa vocal)
    Disc 4に収録されている同曲の、リサ・ボーカル・バージョンです。プリンスはコーラスで参加しています。「Dream Factory」はこちらのバージョンで収録が予定されていました。どんだけウェンディ&リサの貢献度が高いんだって話ですよ。
       
  12. Wonderful Day (12” mix)
    Disc 4に収録されている同曲の12インチミックス。ウェンディ&リサによる味付けが為されており、こちらの方が曲として完成されているイメージ。
     
  13. Strange Relationship (1987 Shep Pettibone Club Mix)
    ハウス系DJのシェップ・ペティボーンによるリミックス・バージョン。元曲が半端無い完成度なので、個人的にはこのミックスは蛇足じゃないかという気がしなくもないです。いや、元が良いからそりゃ良いに決まってるんですけど。

Disc Seven, Eight

7枚目と8枚目はライブ音源になります。DVD収録曲と酷似していますが、音源は別です。

  1. Intro/Sign O’ The Times
  2. Play In The Sunshine
  3. Little Red Corvette
  4. Housequake
  5. Girls & Boys
  6. Slow Love
  7. Take The “A” Train/Pacemaker/I Could Never Take The Place Of Your Man
  8. Hot Thing
  9. Four (With Sheila E. Drum Solo)
  10. If I Was Your Girlfriend
  1. Let’s Go Crazy
  2. When Doves Cry
  3. Purple Rain
  4. 1999
  5. Forever In My Life
  6. Kiss
  7. The Cross
  8. It’s Gonna Be A Beautiful Night

Live At Paisley Park – December 31, 1987 (DVD)

ラストはDVD。1987年12月にペイズリー・パーク・スタジオで行われたチャリティー・ライブの映像です。時間は短いですが、大御所マイルス・デイヴィスとの競演があるのが見どころの一つです。ほぼアドリブだったんだと思うんですが、二人の間の共通言語(音楽)を通じてミュージシャンシップを垣間見える素晴らしい演奏となっています。他にもLovesexyツアーに使われる振り付けや演出のアイデアがあったり、見どころしかないマテリアルとなっています。個人的にはこれだけのために2万円払っても惜しくないです。画質は「まぁまぁ」です。前出のスーパーデラックス版の映像がいずれもイマイチだったので、比較するとかなり良い画質と言えます。
チラっとステージにいるプリンスの母親が映ったり、マイクがちょくちょくハウったり、小道具がうまく動かなかったり、色々なハプニングが編集されずに観れるのも密かな見どころです。

 

 

⇒ Review 2016 - 2025に戻る


スポンサーリンク