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010:変なランキング

超スローペースで更新を続けている当コラム。今回は10回記念ということで、プリンスの偉業を振り返ってみます。

グラミー賞、アカデミー賞、AMAアワード、NAACPアワード、ブリット・アワード、MTVビデオ・ミュージック・アワード…。言わずもがな、プリンスがこれまでに受賞した賞は数知れず、その名誉も大変なものです。人によっては、このような賞の数でアーティストを評価する向きもあるでしょう。それらを網羅したデータベースを知りたい!という方も多いと思いますが、個人的にはあまり興味がありません(ファンサイト失格?)。
今回は、上記のような名誉な賞ではなく、雑誌やWebなどで勝手に行われる(変な)ランキングを取り上げてみようと思います。読者投票などを採用している場合もあるんですが、大抵が編集者の独断と偏見で作成されているので、正直意味不明なものも多いです。でも、面白いのでいいかなと。

史上最も過小評価されているギタリスト:1位

by Rolling Stones 2007年

プリンス with ギターはい、出ました。まずは誇らしいものから。
とは言っても、ここでランキングされているのは「実は凄いけど、あまり評価されていないギタリスト」ということなので、この受賞を喜ぶべきか悲しむべきか微妙な感じ。でも、プリンスが優れたギター・プレイヤーだということを知らない人も多いそうなので、その辺にぜひアピールをしたいところでしょうか。エリック・クラプトンがインタビューで「世界一のギタリストはどんな気持ちですか?」と聞かれた際、「さぁね、プリンスに聞いてみてよ」と答えたエピソードを思い出します。因みに2位はカート・コバーン。

音楽業界で最もムカつく人物:1位

by GIGWISE 2008年

こんなアホっぽいランキングをよく思いついたなーと、まず思いますね。完全に視点がワイドショー。人の好奇心は浅ましいものです。
しかしながら、このランキングでプリンスが1位になったのは、ファンとしても納得できるところではあります。正直、殿下は人格者ではありませんからね。コメントに曰く「身長は小さいくせに自尊心は宇宙サイズ」だそうですが、ほっとけという感じですね(笑)ガンズのアクセル・ローズが7位ということを考えると、プリンスの順位は驚異的なのです。

最もセクシーなベジタリアン:1位

by PETA 2006年

動物愛護団体が定期的に行うランキングで、プリンスが堂々の1位獲得。これは純粋に名誉なことじゃないでしょうか。
多分、こんな美しい or 格好良いセレブがベジタリアンなんだぜ?みたいなノリで啓蒙しようという魂胆なのだと思いますが、純粋に賛同したいです。ビバ!ベジタリアン!

過去最高の映画サントラ:1位 パープル・レイン

by Vanity Fair 2007年

パープル・レインYES!という感じで貫禄勝ちですね。これに関しては独断と偏見抜きで、その通りと言いたいところです。優れたサントラは他にも沢山ありますが、やはり基本は「映画が素晴らしい」という路線だと思うんですね。映画の感動ががあってこそというか。一方、パープル・レインは、「サントラ特に素晴らしい」ですので、サントラだけで聴いても全然OKです!2位は「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」ですから、その辺が考慮されていることしきりです。

史上最悪のアルバム・ジャケット:1位 ラブセクシー

by Rate Your Music 2006年

パープル・レインこのランキングを見た瞬間、嫌な予感がしたんです。で、予感はまさに的中。プリンスの名作アルバム「ラブセクシー」が堂々の1位(左のジャケット)。しかも、それだけで飽き足りず、ワースト100位中、31位、82位、98位と計4作品をランクインさせているあたりは、流石と言わざるを得ません。しかし!このワースト1位のジャケット、私は一番好きなジャケットなのです。プリンスだけじゃなく、すべての音楽のアルバムで一番優れていると本気で思ってます!天才と狂気(変態)の紙一重。

歴代の偉大なロック・フロントマン:1位

by SPIN 2004年

3位のロバート・プラント、2位のミック・ジャガーを抑えて、我らがプリンスが堂々の1位!4位以下の面子も凄いです。JB、エルヴィス・プレスリー、アクセル・ローズ、デヴィッド・ボウイ、ボノ。
ただ、4位のJBといい、プリンスといい、ロックのフロントマンとしてカウントしていいのかな?という疑問が残るところですが…。しかもフロントマンとかいいながらソロ・アーティストも含めているあたり基準がイマイチ分かりません。ま、いっか。

 

以上のランキングは、ごく一部です。他にも色々なランキングがあり、プリンスがランクインしているものも結構あります。不名誉なランキングや、変なランキングだとしても、ファンとしては素直に露出を喜びたいものです。

2009/11/07

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