021:プリンスと漫画
プリンスがネタとして登場する漫画があることをご存じですか?ここでは、私の世代が愛読していた少年漫画でリアルタイムでプリンスが登場したものをご紹介します。他にもいろいろありますが、まずは有名どころで。
ジョジョの奇妙な冒険
作者の荒木飛呂彦先生は、プリンスファンであることをいろんなところで公言されています。以下は少年ジャンプを読まれていた方には印象深いワンシーン。第4部に登場する山岸由香子という登場人物が片思いの少年にスパルタ教育をします。その中で「プリンスがよく『FUNKY MUSIC』と歌っているけどFUNKY MUSICの日本語訳は?」という問題が出題されました。因みに答えは「B. 原始の音楽」。当時の私は「へー、そうなんだ」と思っていましたが、これはあくまで荒木先生というか山岸由香子の個人的な意見ですので、ご注意を。こういうところにも先生のプリンスへの愛を感じます。
そして第4部の主人公、東方仗助のプロフィールで趣味に「プリンスのCDをきくこと」と紹介されています。
ちなみに同作品では、登場人物などに音楽に所縁のある名前が付けられているのが特徴です。ディオ、ツェペリ、スージーQ、サンタナ、エシディシ等々。登場人物の分身のような存在のスタンドでも、キラー・クイーン、ハイウェイ・スター、エアロスミス等々。そんな中、プリンスの曲は主人公のスタンドに2度も起用されるという破格の扱いを受けています。
第5部に出てくる「ゴールド・エクスペリエンス」は、物質に命を与える能力を持つスタンド。シンボルマークをモチーフとしたような素敵デザインです。心なしか主人公のジョルノ・ジョバァーナの見た目もプリンスっぽいファッション。
第8部「ジョジョリオン」で再び主人公東方定助のスタンドとして「ソフト&ウェット」が登場。あえてこの曲を選曲するのは流石は荒木先生。このスタンドはシャボン玉を使い、特定のものを奪う能力があります。ボディの模様は何となくシンボルマークを意識したのかな?
そして同じ第8部では、サブキャラの広瀬康穂のスタンドにも「ペイズリーパーク」という名前が使われています。行く道を示す能力があります。ドドドドド!いや~、先生の絵は本当に格好良い。
こちらで紹介したネタはすべて網羅しているわけではありません。他にも飼っている動物の名前がプリンスだったり、ちょいちょい小ネタがあって、先生のプリンス愛がたまらない作品となっております。面白いのでぜひ読んでみてください!
CYBER ブルー
作画担当の原哲夫先生は「北斗の拳」などでもミュージシャンをフィーチャーしたキャラクターを創作していましたが、CYBERブルーでは元老ガザという名前でプリンスそっくりなキャラを登場させています。1999の頃のプリンスをモチーフにしていると思われますが、裸の女性をはべらせたり、以下のバアアアンというシーンのようなナルシスティックな振る舞いが何とも笑えます。ちょっとマッチョ過ぎますが、無駄に脱いでいたり、不遜な態度の再現性は高いかと思われます。
シーラ・Eのそっくりさんも出てきます。
ていうか名前そのまま!(情報Thnx>OneHさん)
SLAM DUNK(スラムダンク)
ジャンプの作品ばかりですね。こちらは若干地味なネタですが、井上雄彦先生のスラムダンクで、人気キャラクターである流川楓がウォークマンで音楽を聴きながら自転車に乗っているシーン。左のコマにはプリンスの"New Power Generation"の歌詞がハッキリと。クールで人気の高いキャラクターがプリンスを聴いているというのは、何となくファンにとっては嬉しかったものです。
そして、スラムダンクの14話のタイトルがずばり"NEW POWER GENERATION"。コミック2巻のタイトルにもなっています。(情報Thnx>ごんたさん)
オマケ
和田ラヂオ先生の漫画より(笑)
情報Thnx>Tangerine 6さん
2017/5/15